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4:埋伏歯の歯種別管理

・上顎中切歯
・上顎犬歯
・上顎大臼歯
・下顎大臼歯
・下顎犬歯
・その他



◆骨性癒着に起因した低位乳臼歯の症例における後継永久歯の咬合誘導例
 症例ー01
・居波 徹  *岩坪 玲子
いなみ矯正・小児歯科(京都)
* 京都第一赤十字病院 歯科口腔外科

・主訴:歯が生えてこない  初診時年齢:7才5ヶ月
歯年令:III A 期  性別:男児


 
骨性癒着


 
診断プロセス


 骨性癒着


 
診断
・II級不正咬合(ANB:+5°)
・歯年令:III A 期
・トータルディスクレパンシー:−4.9mm
 アーチレングスディスクレパンシー:−1.9mm
 セファロコレクション:−2mm
 ミッドラインコレクション:−1mm
・下顎左側第1大臼歯の著しい近心傾斜
・下顎左側第2乳臼歯の埋伏低位歯と後継永久歯胚の位置異常



 治療方針・方法
・A:混合歯列期:機能回復
 @歯列周長の再獲得のために下顎左側第1大臼歯の直立
 A低位乳臼歯の自然萌出なければ下顎左側第2乳臼歯の抜歯
 B下顎左側第2小臼歯の歯列内への萌出誘導
・B:永久歯列期
 @再診断と抜歯・非抜歯の決定
 Aオーバーバイト、オーバージェットの改善
 B歯列調整・レべリング・臼歯対咬関係の改善
・C:保定