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1:埋伏歯の診断

・一般に、反体側にある同名歯の萌出から6ヶ月経過しても萌出の認められない場合には萌出遅延を疑う
・歯根の3/4が形成された時期、上顎中切歯では歯冠長の約3/4、他の歯は歯冠長にその長さの1/8を加えた長さの歯根長があるにもかかわらず萌出しない場合は萌出遅延と診断する


2:埋伏の診断で考慮すべき点

・審美性の問題(中切歯、犬歯、その他)
・機能的回復の問題
・開窓・牽引の時期と期間の問題
・埋伏歯処置の恩恵と副作用
・ディスクレパンシーの考え方
・技術面での問題


3:埋伏の原因

A:局所的原因
1.歯胚の位置、成長方向の異常、萌出場所の不足
2.吸収不全の乳歯あるいは隣在乳歯歯根に後継永久歯歯冠が突き当たり、萌出を障害している場合
3.乳歯の早期喪失と、萌出部位の歯肉組織が肥厚し強靱な場合、あるいは、歯槽骨が異常に硬固な場合
4.歯が極度に低位、すなわち周囲組織が非常に柔軟な口腔粘膜部等に萌出した場合
5.埋伏過剰歯の存在、腫瘍または嚢胞による萌出障害や萌出停止
6.永久歯自身が転位埋伏したり、または彎曲歯の場合
7.乳歯ならびに永久歯の骨性癒着、小帯の付着異常、歯の奇形など
8.歯の周囲に発生した骨炎ならびに歯胚、歯根膜の外傷

B:全身的原因
1.鎖骨頭蓋異骨症
2.頭蓋顔面異骨症
3.小児性粘液水腫
4.象牙質形成不全症
5.佝僂病
6.軟骨形成不全症
7.色素失調症
8.外胚葉異形成症
9.ダウン症
10.口盖裂
11.栄養不良
12.内分泌異常など