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3.よく噛むことは体にどんな影響を与えるか

よく噛むために
20歳代の咬合力の推移
1.1958年:吉松信喜先生
2.1987年:西川 有先生


子どもの「あご」
5歳児の咬合力のヒストグラム
1958年と1994年の比較 佐橋喜志夫先生


咀嚼訓練前後の咬合力
5歳の幼稚園児に咀嚼訓練食品(乾燥鰹3g)


食べる発達
摂食機能獲得段階
1. 経口摂取準備期:哺乳反射、指しゃぶり、玩具なめ、舌突出
2. 嚥下機能獲得期:下唇の内転、舌尖の固定、舌運動にて食塊移送
3. 補食機能獲得期:顎・口唇の随意的閉鎖、上唇での擦り取り
4. 押し潰し機能獲得期:口角の水平運動、舌尖の口蓋皺壁へ押付け
5. すり潰し機能獲得期:頬と口唇の協調運動、口角引き、顎偏位
6. 自食準備期:歯がため遊び、手づかみ遊び
7. 手づかみ食べ機能獲得期:頚部回旋消失、前歯咬断、口唇中央部からの補食
8. 食器食べ機能獲得期:頚部回旋の消失、口唇中央部からの食具の挿入
1) スプーン使用  口唇での補食、左右の手の協調
2) フォーク使用
3)  箸  使用


良く噛む8大効用
「卑弥呼の歯がいーぜ」
学校食事研究会
1.肥満の防止
…満腹中枢が刺激されて必要以上に食べない
2.味覚の発達
…唾液中のアミラーゼやガスチンの作用
3.言葉の明瞭な発音
…言葉の明瞭な発音…歯や顎を鍛え、いつまでも自分の歯
4.脳を発達
…脳への血流が増え、脳を活性化させる
5.歯の病気の予防
…唾液とよく混じり、歯を清潔に保てる
6.癌の予防
…唾液中のペルオキシターゼの抗菌作用
7.胃腸の働き促進
…唾液とよく混じり、食べ物の消化を援助
8.全身の体力向上
…耳下腺分泌物のパロチンの表皮、神経成長作用


3.よく噛むことは体にどんな影響を与えるかのまとめ
 「あご」の発達の推移
1. 35年前に比べて、噛む力・咬合力は弱くなってきています。
2. 訓練によって(当り前の食生活)、咀嚼機能の改善は可能です。
3. よく噛むことは長寿の秘訣です。



八正道とは

どうしょうや?

道 正 八