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3.これからの歯科医療提供の考え方



収支差額に対する政策効果として、供給面の政策(歯科医師数を減少させる場合)よりも需要面の政策(国民医療費を増加させる場合)により高い効果があるとしている。つまり、歯科医師数抑制施策の展開と伴に受療率が2025年に向けて30%上がるようにすべきであるとの提言。
平成13年3月 日本歯科医師会調査室 「歯科医業経営の将来予測」


「自分の歯や口について悩みのある人が国民の69.6%いるにもかかわらず、その中で、1年間に歯科医院を受診した人は、たったの35.1%であり34.5%が潜在しているという報告がある。健康増進法の法制化。
平成11年度厚生省(現厚生労働省)保健福祉動向調査


潜在患者の顕在化と同時に歯科医療需要の創造も必要である。


開業医の立場から、これからの歯科医療提供の仕方を国民の豊かな生活を守るという観点から真剣に考えるべきである。成育医療。


参考資料:テレビ広告商品別割合

・需要面の政策(国民医療費を増加させる場合)により高い効果がある。

参考資料:歯と口に関するアンケート
1:
あなたは、自分の歯や口の健康について大切にしていますか?
2:
歯科検診でもっとしてほしいことがありますか?
3:
ムシ歯について、1本もムシ歯のない人は素晴らしいと思いますか?
4:
歯と歯肉の境目の歯茎を鏡でよく見て、歯ブラシの毛先を意識しながらプラーク(歯垢)をしっかりと取っていますか?
5:
中学生が歯磨きの効果を最大限に生かすには、何時(いつ)歯磨きをするのが良いと思いますか?
6:
春の歯科検診で歯並びや噛み合せに問題があると指摘されましたか?
7:
あなたの歯並びや噛み合わせはどんな状態ですか?
8:
歯並びや噛み合わせが良くないと、健康のためにどのような問題が起こると思いますか?
9:
歯並びや噛み合わせを治療しない理由があるとすれば何ですか?
10:
アゴの関節に痛みや変な感じがあったことがありますか?
西小倉中学校歯科保健学習より

歯科検診結果(西小倉中学校)

顎関節・咬合・歯列・歯垢・歯肉の検査結果
西小倉中進藤先生調査(平成13年度)

小学生から高校生までの顎関節症状の推移
(単位:%)

参考資料:歯と口に関するアンケート





西小倉中学校歯科保健学習より

歯並びや噛み合せが良くないと健康のためにどのような問題が起こると思いますか?
1年生:
虫歯-15人 噛めない-8人 無いと思う-4人 病気になる-5人 歯垢たまる-3人 歯茎が腫れる-2人 汚れがたまる-2人
以下1人 顔が歪む、腸が悪くなる、歯茎あれる、イライラする、磨きにくい、口臭、見た目気にして笑えない、肩凝り、顎痛い、消化に悪い、等
2年生:
力がでない-11人 顔が歪む-9人 バランスが悪い-4人 噛めない-4人 無いと思う-5人  肩凝り-6人 イライラする-3人 スポーツに影響がでる-2人 虫歯ができやすい-2人 歯が弱くなる-2人 脳に刺激がいかない-2人 いろいろ-2人
以下1人 歯茎が腫れる、消化に悪い、ゲームができない、くいしばれない、食物がつまる、集中力がなくなる、顎が痛い、顎がずれる、顔貌がよくない、等
3年生:
噛めない-7人  無いと思う-5人 消化悪い-5人 肩凝り-4人 悪い-3人 スポーツ時に-3人  あご痛い-2人 骨格に異常がでる-2人 力がはいらない-2 歯垢がたまる-2人
以下1人 腰痛、病気になる、イライラする、からだのバランス、顔がずれる、口臭、死をよびおこす、栄養とれない、歯磨きしにくい、食べ物が歯と歯の間にはさまる、等


西小倉中学校歯科保健学習より