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4.唇裂・口蓋裂児の咬合管理例

咬合育成の問題点とその対策
唇裂・口蓋裂児の咬合育成は困難で長期に及ぶ現実
問題点:
1. 多くの専門分野の治療が幼児期に集中するため、過剰治療となりやすい
2. 患児・家族の時間や経費負担が大きい
3. タイムリーな治療と治療効果が予測しにくい

唇裂・口蓋裂児の咬合育成を行う前に
対策:
1. 何もしなければこの問題はもっと悪化するか?
2. 治療することでその問題の悪化を確実に予防できるか?
3. 期待される改善の度合は今治療するにふさわしいものか?


症例-16 「こころ」の治療
片側性唇顎裂児の咬合育成
初診時年齢:
8歳1ヵ月
既 往 歴:
左側唇顎裂
 主 訴 :
乱杭歯


初診時の顔貌と口腔
咬み合わせが逆!?
永久歯の前歯がねじれて生えた!?

永久前歯の交換期
永久前歯はねじれて生えやすい!!
小学校の1、2年生の時期に前歯の改善

咬合育成の実際
治療中と終了時
社会に出るまでは保定装置

顔貌の変化
治療中と終了時
社会に出るまでは保定装置

顔貌の変化
「こころ」の治療

今、看護学校の3年生です!!